top of page


算命占法 宿曜占法
さんめいせんぽう
しゅくようせんぽう


運命を学ぶ算命占法の理念の魅力
算命は東洋学問の一つです。
西洋の学問が天体だけを緻密に観測し独立させた形で出発したのに対し、東洋は天文と大地を対比させた学問として出発しました。それは、私達が住むこの天体も地球も、そして私達人も宇宙の一部だということを無視できないからです。
また、西洋では、感覚や知覚(五感)を通して得た経験や学習によって、人間の意識が発達するとされ、ともすれば悟性による分析的・評論的な思考作用が重視されがちです。
東洋では、感覚や知覚はむしろ、根元の元気を損ないかねず、それよりも、知覚や感覚を生み出す根元の元気そのものにこそ目を向け、その元気と一体化し、合一しようとしてきたのです。
「根元の元気」つまり、人間にはそれぞれ持って生まれた「命」(素質・能力)があります。
この「命」を知って(知命)、それを十二分に開花させるべく努力することを「立命」といいます。
一方、自らの「命」を知ろうともせず、あるいは、「命」に反して、不幸で不安定な一生を送り、それを「運命」と諦めるのを「宿命論」といいます。
また、たとえ命を知っても哲学が無ければ、使い方を間違ってしまいます。
算命占法は、人々が自己の命を知り、自らの素質や能力を100%開花させるにはどのように生きれば良いのかを知ることができ、無為自然に自らの命を全うするためのものです。
近年の占技は、技術のみだけに注視した技能主義的なものが多く、算命においても五行や干支の意味合いだけを説き、隠された根元の本質、つまり本能を軽視したものがほとんどです。
算命占法では、その本質を読み取るために、思想律・道徳律が重要視され「老荘思想」の深淵な哲学が要求され、他に類を見ない深い占法(占技)となり得るのです。
bottom of page